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読書感想

アドラー心理学とは「嫌われる勇気」感想

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自己肯定感からこのような悩みはありませんか。

僕の目下の悩みは人とうまくいかず、崩した体調を治すことが目的で、

皆様も様々なトラウマやコンプレックスといった、悩みを抱えているのではないのでしょうか。

実際僕自身色々な悩みで体調崩したりうまくいかなかったりしています。

そんな悩みにお勧めの今日の紹介する本はこちら。

「嫌われる勇気 岸見一郎・古賀史健著 ダイヤモンド社出版©」

はい、言われるまでもなく名著で、

世界合計だと900万部売れてる大ベストセラーです。

さて、この本最初に読んで、まず読む前に勘違いしていたことがありまして、

勘違いしていたのが、アドラー心理学の教えと書いてあるので、

アドラーが描いている本かと思っていたのですが、

日本のカウンセラー(哲学者)がアドラー心理学と哲学をかみ砕いて書いているものになります。

アドラー心理学を対話形式で解説

「世界はどこまでもシンプルである、人は変われる、誰もが幸福になれる」という哲人と

「世界は残酷なリアリズムの世界である、自分が変われずに悩んでいるから変われない、差別や格差の社会である」という青年の対話形式で物語調で進んでいくので、

すごくわかりやすく、ビジネス書ととらえずに若い子や現在働いていない方も気軽な気分で手に取って読んで見るのも面白い内容になってます。

このアドラー心理学の前提から始まる第1夜

まずトラウマは存在しないといった話から始まります。

大前提として「目的論」(アドラー)というと「原因論」(フロイト)言い方で、人に対する怒りやトラウマ、に対して例を出すと「原因論」の場合だと「○○があったから××になった」という○○が原因になったから××がトラウマになるというとらえ方と、アドラーは逆で、「××をするために○○になった」という真逆の考え方をすることで、××という目的を達成するために○○という行動を起こすことで、××を目指すために今を生きることで、トラウマとして残ることはなかったり、いった内容が第1夜では語られます。

正直僕は、原因論の考え方で考えることが多く、目的意識として自分がどこに行きたいのかという考えが薄かったかなと思う、だから行き当たりばったりの行動が多かったかなと、あらためてよんでみてはっとしました。

第2夜と第3夜と第4夜では

悩みはすべて対人関係によるものであることが語られます。

その中で「勇気づけ」をすることがアドラー心理学では重要であり、さまざまな内容で、「勇気づけ」に至る話へと続くようになります。

劣等感を劣等コンプレックスといい、劣等感を自分の言い訳に使い、「優越性の追求」というアドラーの言う劣等感をバネに成長する

この部分については「アドラーの心理学は自分が変わるための心理学」といったところから始まり、自分の悩み(タスク)から口実を求めて逃げてはならない、ライフスタイルを決めたのは自分自身であると自覚する「勇気」

劣等感は理想の自分との比較、今の自分より前に進むことに価値があると著者は言ってます。(昔自分の劣等感を言い訳にして、そこに達しようと動いてないだけだと言われたこともありました)

また劣等感の話は対人関係の悩みで重要な部分で、競争につながり、その中で権力争いそれが対人関係の上下の縦の関係になって悩みにつながるという流れになります。

それに対しては「他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない」という「勇気」

さらにアドラーの心理学には縦の人間関係で悩みにいろいろつながると言い先ほどの権力争い以外でも、ほめる、しかるといったことも悩みにつながったり、そういった悩みから解決するためのとらえ方が、横のつながりとして人間関係を作り、「共同感覚体」という人間関係を作り、自分をその中の一人として考え、所属感を獲得していくまでの「勇気づけ

これらが2夜から4夜を通じて語られます。

自分自身言い訳が多く行動しないといったことが多かったので、この「勇気」の意味を読んでいるとハッとすることがあります。

第5夜では

幸福とは何かというテーマになってきます。

共同感覚体を持ったのち、幸福になるために必要なのが、

まず「自己受容」肯定ではなく、今の自分を受け入れること。

一切の条件を付けずに他者を信じれる「他者信頼」相手が裏切ることを考えないことで、

課題の分離ができる関係を作ること。

そして、共同感覚体の中で、私を捨てて他者に尽くすのではなく、

私の価値を実感するためにする、「他者貢献」

この3つをなすことで幸せになっていくということを書かれてます。

必ず裏切らない関係なんてそうそうないと思ていたのでなかなかハードルが高いと思ってましたが、

これができることで得られる幸せも結構当たり前のようなことが書いてあるので、

ここも意識して、得られるよう目標にしてみたいです。

この本を要約してみて、あくまで僕の解釈の入った要約かつ、哲学書は見る人によって取り方が変わってくるので、ぜひ皆さんも1冊手にとってはいかがでしょうか。

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