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読書感想

「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」を読んで伝え方の勉強をしてみた

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先日「話し方で損する人得する人」という本を読んでみて感想を書いてみましたが

この本を読んでみたことで、得する人と損する人の差がよく書かれて分かりやすかったと、思いましたが、同時に言葉はコミュニケーションツールの1つであることから、より伝えるための技術や法則性があるのではと思い、今回題名が面白く1冊の本を手に取ってみました。

バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則 柿内尚文著

かんき出版

バナナの魅力を100文字で伝えてくださいという題名で、

「なんだろうこれ、ビジネス関係のライティングやマーケティングに役立つ本かな」と思い取ってみたのですが、手に取って読んでみるとそれだけではなくコミュニケーションの本であることにどんどん気づき、最終的には伝わり方について書かれた本であることに気づきます。

伝わり方の失敗については2種類あります

他人に何かを伝えるのに失敗する原因として2種類あり、

「伝える不足」「伝える下手」との2種類があります、同じモノっぽく聞こえますが「伝える不足」のときは1度言ったつもりになって伝わってなかった量の問題。

「伝える下手」については伝えてうまく相手の心に届いてなかった技術的な質の問題と伝わらなかった理由としてはかなり違う差があります。

「伝える不足」についての対応の仕方

こちらについては、「言った」「言わなかった」とよくある問題に発展することがある方は多いのではないのでしょうか、自分も身に覚えがかなりあります。

こちらの対応については「伝わるまで言いつづける」こちらが問題解決の第一歩になります。

エビングハウスの忘却曲線をもしかしたらどこかで聴いた方がいるのではないのでしょうか。

人が何かを記憶した時、

20分後には約42%を忘れる

1時間後には約56%忘れる

約9時間後には約64%忘れる

1日後には約66%忘れる

2日後には約72%忘れる

6日後には約75%忘れる

1か月後には約79%忘れるというヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱した人の記憶に関する法則です。

このように人の記憶はどんどん忘れていくものになりますので、何度も繰り返して伝えることが大事になりますので、伝える機会を増やして接触頻度を伝えていくことが重要になります。

また、接触頻度を増やすことにより、人の警戒心を薄れさせることもでき(ザイアンスの法則というそうです)適度に何回も話すことで、「伝わる」ようになっていきます。

「伝える下手」についての対処の仕方

では質である「伝える下手」については何をすればいいのか、この本の肝かと思うくらい、2章と3章に描かれています。

2章ではどのように組み立てたら人に伝わるかということに対して7階建てのビルで例えてます。

まず、①「ゴール設定」を決めて何のために伝えるかを決めて、②相手の「納得」を得るにはどうするか考えます、次に、③相手が理解する腑に落ちる納得する状態になる、「相手ベース」になるか、考えて④言葉で風景が見えるかどうかの「見える化」をして⑤相手の話を「よく聞く」⑥そして「親近感」を持ってもらう(嫌いや苦手な方の話は入ってきにくいので)⑦「信頼感」を持って接してもらう。

この7つを構築することが伝わる7階建ての基礎であり、

次の3章では伝え上手になるための技術を16個紹介しています

これらの技術はそれぞれああこうすればよかったんだと、腑に落ちる内容のため、ぜひ読んでいただきたい内容なのですが、僕の中で特に日常でよく見るなとさらに気づきになった内容が、

まず1つ目の「比較の法則」でいろいろなものは名前を聞いただけでは良し悪しがよくわからず、比較をすることで「見える化」をするのに役立ち、さらにこの法則で重要なのがダメなところも伝えるというところで、これをすることでいい部分を引き立たせることができます。

実際僕の経験でも、家電量販店で掃除機を売る際、「最安値のものは○○がついてないので性能が弱くもう少しアップしたら○○がついてきます」そうやっていいとこも悪いとこも併せて伝えたらいい方を買ってクレームもすくなかったりしたので、この言い方は実際の経験からも腑に落ちました。

ほかにも、「言いかえ」でマイナスをプラスに変える「言いかえの法則」これはこの本だけでなく、「話し方で損する人得する人」でも出てきたちょっとした言いかえでネガティブなイメージをポジティブに変えることの重要性を再認識で来たり。

ファクト(事実)とメンタル(感情)をうまく掛け合わせて使ったり、逆にどちらか一方に重視して共感を得てほしいのはどちらかを伝える「ファクトとメンタルの法則」

「間」を作って相手が覚える考える理解する時間を作り、会話のリズムを産む「間の法則」

伝え方の「フリとオチ」をつけて話の振れ幅をおおきくして価値の見える化効果を高める「フリオチの法則」と、このようにライティングやマーケティングだけでなくコミュニケーションにも役立つ作者が伝えたい法則が16個あります。

伝えるといったことにはだれでも四苦八苦してしまいがちですが、もし悩んでる方がいらっしゃれば本書を手に取り読み返して、自分の中にインプット&アウトプットしてみてはいかがでしょうか?

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